水虫と爪の関係とは?

水虫の中には、白癬菌が爪に感染することで発症する爪水虫というタイプが存在します。爪水虫になると、初期段階では白や黄色が濁ったような色に変色するのですが、症状が悪化するにつれて厚みを増したり、ボロボロになって変形したりしてしまいます。爪水虫はかゆみを伴わないことも多いため、見過ごされやすく、気づいたときには重症化していることも珍しくありません。主な原因は、足の水虫を発症しているにも関わらず、治療をせずに長年放置した結果、白癬菌の繁殖を拡大させてしまったことで発症すると言われています。

一方で、爪の変形で生じる巻き爪は、湾曲した形状となるのが特徴ですが、症状が悪化すると歩行時に皮膚に食い込んで痛みを生じたり、皮膚を傷つけてしまうことで化膿することもあります。化膿するほど症状が悪化すると、何もしていない状態のときでも痛みを生じるようになり、歩行自体が困難になる恐れがあるため、早い段階で治療を開始することが重要です。

巻き爪は、爪水虫の人が生じやすいと言われており、これらは非常に関連性が高いことが知られています。これらを併発してしまった場合は、基本的には白癬菌の繁殖を防止する水虫治療から開始します。これは、巻き爪の治療から行って症状改善の兆しが見えたとしても、新たに生えてくる部分も白癬菌に感染しているため、再び巻き爪になる可能性が高いためです。

爪水虫を発症したときに、巻き爪を引き起こさないためには、指先に必要以上に大きな負荷をかけないことが重要です。特に、サイズの合っていない靴を履いていると、巻き爪になる恐れが高まるため注意しましょう。靴のサイズが小さすぎると、指先が圧迫されるため、負荷が大きくなることは想像できるかと思いますが、サイズが大きすぎるのも問題です。つま先部分に余裕がありすぎるサイズが大きな靴では、指先が必要以上に動くことで靴先に当たってしまうため、巻き爪を引き起こしやすくなります。また、ハイヒールやパンプスを頻繁に履く女性も注意が必要です。先端が細い靴やヒールの高い靴は必然的に指先への負荷が大きくなるため、可能な限り履かないようにするか、長時間履き続けないといった工夫をしましょう。

また、爪の切り方が問題となるケースもあり、深爪にしていると巻き爪を生じやすくなるため注意が必要です。深爪の状態が長く続くと、指先の皮膚が盛り上がってしまうのですが、盛り上がった皮膚は、新たに生えてきた爪が真直ぐに伸びるのを邪魔してしまうため、変形しやすくなるのです。なお、爪の長さは指の先端と同じくらいが最適と言われており、深爪だけでなく、長すぎてもトラブルの原因となるため注意しましょう。

両端を丸くし過ぎるのも巻き爪を生じやすくするため、丸みのある形状ではなく、四角形に近い形状が理想的です。正しい爪の切り方としては、指と同じくらいの長さで真横にカットしてから、両端を少しだけカットした後にヤスリ掛けを行いましょう。