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水虫怪談~水虫を放置するとこんな恐ろしいことがあります

水虫は症状が軽いうちに治療を開始すれば、比較的簡単に完治させることが可能です。しかし、症状が現れているにも関わらず、かゆみや皮膚症状がひどくないという理由から、治療をせずに放置している方も多いかと思いますが、放置していると様々な問題が生じる恐れがあります。

まず、懸念されるのが、発症部位が拡大してしまうことです。水虫は自然治癒する病気ではないため、治療開始が遅れるほど、白癬菌の増殖が進んでしまいます。そのため、発症初期段階では足の一部しか症状が現れていなかったとしても、白癬菌の増殖が進んで行くにしたがって、他の部位に症状が拡大していく恐れがあり、発症部位が拡大するほど完治させるのが難しくなります。また、白癬菌が感染するのは、足だけではありません。手や頭、股といった体の様々な部位に感染する可能性がありますが、特に深刻な問題となりやすいのが白癬菌が爪に感染することで引き起こされる爪白癬です。

一般的に、爪白癬は完治させるのが難しく、治療が長引く傾向があると言われています。これは、一般的な水虫に対して使用される外用薬では爪の中まで浸透しにくいためで、爪白癬を発症すると内服薬を服用しなければいけないケースも珍しくありません。外用薬であれば市販薬も存在しているため気軽に入手できますが、内服薬は市販されていないため、病院で処方してもらう必要があります。そのため、治療薬を手に入れるだけでも手間がかかりますし、薬が切れるたびに受診料がかかってしまいます。つまり、爪白癬は症状が悪化するほど、完治までの時間や費用がかかってしまうのです。

また、特に注意しなければいけないのが、糖尿病の方です。糖尿病になると体の免疫力が低下するため、様々な感染症を発症するリスクが高まると言われています。水虫もその中のひとつで、単に発症しやすいだけでなく重症化も招きやすいことが問題視されています。重症化を招きやすい原因は、糖尿病になると血液の流れが悪くなることで、手足の先まで血液を十分に送ることができなくなるためです。血液が十分に送り込まれないため、手足の先では栄養や酸素が不足してしまい、傷が治りにくく炎症や化膿を生じやすくなります。また、手足の先の感覚も鈍くなるため、水虫を発症してもかゆみや痛みを感じないことから、気づいたときには重症化しているというケースも珍しくありません。炎症や化膿が悪化すると足の細胞が死滅してしまい、最悪の場合は足を切断しなければいけないケースもあります。

治療を行わないことで生じる問題は、自身だけでなく周囲の人へも降りかかります。水虫を発症している人が暮らす家の中には、様々な場所に白癬菌が潜んでいてもおかしくありません。特に、被害を受けるのが同居している家族で、治療や予防対策をしていないと、家族内で白癬菌の感染が拡大する恐れが非常に高まります。このように、水虫を侮って治療をせずにいると、自身に問題が生じるだけでなく周囲へも迷惑をかけてしまいます。水虫は、適切な治療を行えば完治させることが可能な病気です。したがって、何らかの症状が現れたら放置するのではなく、重症化する前に医療機関を受診して正しい対処を行いましょう。